当協会は、富山県高岡市に本拠を置く、ウオーキング愛好者の同好会です。 

 2011年6月に発足して以来、月1回の例会(プレ及び本番)を通して、地域の歴史と文化に触れ、自然を堪能しながら自らの健康づくりと仲間同士の親交を図っています。

 今日では会員数も200名に達するまでになりました。

 当協会は「富山県ウオーキング協会」を通して「日本ウオーキング協会」に加盟し、会員には「IVV」の規定による参加回数や歩行距離に応じた記録認定を行っています。

 また、「日本ウオーキング協会」では「オールジャパンウオーキングカップ」や「東海北陸マーチングリーグ」など、さまざまなウオーキングイベントを始め、「地球一周4万キロ挑戦」の記録認定なども行っており、会員の中にはそうしたイベントに参加している人も大勢います。

 あなたも一緒に歩いてみませんか(一般参加費 500円)

第88回例会「黒部渓谷の紅葉探訪」

美しい紅葉が見られるのは、たくさんある樹木の中でも落葉広葉樹だけ。その落葉広葉樹が多く存在しているのは日本を含む東アジアやヨーロッパの一部、北アメリカの東部に限られています。

実は、紅葉がみられること自体が貴重なんです。

欧米の紅葉と言えば、単色が多いようです。それに比べ日本は、赤や黄色、オレンジ色があり、常緑樹などの緑色も混ざって多彩で美しい紅葉がみられるのです。落ち葉でも絵になるのはこのためなんですね。

日本の紅葉の色の秘密は、落葉広葉樹の種類にあります。欧米では約13種類あるそうですが、日本はなんと26種類。

種類が多いことに加え、紅葉はその年の気候や葉の水分量によっても葉の色が変わります。同じ木でも、その年によって違う色合いになり、毎年同じ色あいにならないことも、人々を引き付ける魅力のひとつです。

ではなぜ、日本にはこんなに落葉樹が多いのでしょうか。それは、氷河期に日本列島で広葉樹が生き延びたから!

他国では氷河にやられて死滅してしまったのがほとんどですが、日本では暖かい海岸線やその地形に守られ、多種多様な落葉広葉樹が生き残ることができたのです。奇跡のような気象の歴史を経て、今、生きている私たちが美しい紅葉を見ることができるのですね。

第88回例会「黒部渓谷の紅葉探訪」…プレ

宇奈月温泉木管事件

宇奈月ダムから「とちの湯」へ向かう途中に古い石碑があり、その脇に設置以来一度も掃除したことがないような薄汚れた説明板がある

宇奈月は日本で初めて「権利の濫用」という判決が出された事件のあったところなんです。

吉原先生の解説を読んでもなかなか事件の顛末が理解できないかもしれません。

大正6年に昔の「黒部鉄道」が7.5キロ上流の黒薙温泉から温泉を引く木管を埋設したんです。

《埋設した土地(ほとんどが急傾斜地、要するに山の斜面ですね)は買収ではなく、使用料を払っていたらしい》

ところが、一人だけ承諾を得ていない人がいた。これを知った(仮称A)はその土地を買い取り、黒部鉄道に木管を撤去するか、周辺の自分の土地も一緒に1坪7円(当時は法外な値段)で買い取るよう要求した。

黒部鉄道(現在の富山地方鉄道)が断ると、Aは所有権の侵害だとして引湯管を撤去し、さらに管の修理のために土地に立ち入ることを禁ずる裁判を起こした。

最高裁は、そんな利用価値もない土地なのに無法な要求をするもんじゃない!と一喝しました。とさ。・・・動機が不純だといったかどうかは・・・  

この判決があったのは昭和10年10月のことです。

このことがあって、昭和22年の民法改正で「権利ノ濫用ハ之ヲ許サズ」という風に明文化されました。