3月29日 二上山へ

早春の二上山・・・3月24日(土)

ハーバードで今一番人気のある国は日本なんだそうです。

ハーバードの学生は一年目には必修科目、二年目に選択科目を学ぶ。

授業は日本の大学のような講義形式ではなく、議論形式(ケースメソッド)で進められる。

ケースと呼ばれる教材をもとに授業でひたすら議論するのが特徴的だ。

ケースにはある特定の国や企業の事例が、20ページ程度で簡潔に纏めてある。

(ハーバードのケースは、世界中の経営大学院で教材として使用されている。一ケースの値段は一コピー当たり日本円で1000円程度。例えば教員が100人の学生がいる授業で使用する場合は、約10万円をハーバード大学に支払わなければならない)

主人公は国の大統領や会社のCEO,役員など様々だが、彼らが重要な決断をする前の状況が説明されていることが多い。

この人はかつてこんな問題を抱えていました(問題)、そこに至る過程はこうです(歴史)、その時の状況はこうです(財務、組織)など、主人公を取り巻く状況が説明されている。

学生はケースの主人公になったつもりで、「自分がこの企業の経営者だったらどうするか」「この国のトップだったらどうするか」を考え、授業で発言しなくてはならない。

学生は年間約250本、卒業までの二年間で約500本の事例を学ぶとされている。

そのうち必修科目で学ぶ日本の事例は次の6本だ。

一学期目

 〇トヨタ自動車・・・テクノロジーとオペレーションマネジメント

 〇楽天・・・リーダーシップと組織行動

 〇全日本空輸・・・マーケティング

二学期目

 〇本田技研工業・・・経営戦略

 〇日本航空・・・ファイナンス

 〇アベノミクス・・・ビジネス・政府・国際経済

この中で何十年も教えられているのがトヨタ自動車と本田技研工業のケースだ。

この二つはハーバードで「普遍的な教材」としての地位を確立している。

一方、楽天、全日空、日航、等のケースは、比較的最近取り上げられるようになったケースだ。

実は近年、教員の間でも、日本を再評価する機運が高まっているという。

そのきっかけとなったのは、2013年、二ティン・ノーリア学長が『ボストン・グローブス』紙に寄稿した記事だ。

「私は日本経済を立て直そうとしている経営幹部、起業家、ビジネスリーダーと出会い、欧米諸国が日本から学ぶことは何もない、と考えるのは大きな間違いだ。と確信した。(中略)

ソニーなどの日本企業は、かつては革新的だったが、今や他国の競合企業の後塵を拝している、と世間では認識されているかもしれない。しかし、日本からは今も世界を席巻しそうな企業が密かに排出しつつあるのだ。(中略)

経済は停滞していても、他国がうらやむほど国民の質が高いことに、私は感銘を受けた。多くの国々では経済的な格差が危機的に拡大しているにもかかわらず、日本国民の貧富の差は驚くほど小さい。

日本社会は秩序と調和が保たれている。2011年の東日本大震災からの復興を見れば、この国が度重なる戦争や天災から立ち直ってきた国だと言うことを改めて実感する」

何故ハーバードで再び日本が注目されているのか。

その一つの要因として考えられるのが、日本が「不確実性の時代を生きていくうえでの指針」を示してくれるのではないかという。

特に今、全般的に人気を集めているのが歴史の授業。

なぜビジネスを学ぶ場である経営大学院で歴史を学びたいと思うのか。

同校の経営史部門長、ジェフリー・ジョーンズ教授は分析する。

「私が思うにその理由は、これから何が起こるのか、世界はどこへ向かっているのか、何をやればよいのか、誰もわからないからだと思います。インターネットの出現、中国の経済成長、気候変動・・・・。現代は新しいことが次々と起こる時代です。一方で全く先の見えない時代であることも事実です。不確実性の時代を生きている経営大学院の学生は、何か『確実なもの』を探していて、その一つが歴史だということです」

1980年代、ハーバードの学生は日本企業が成功モデルだと信じて疑わなかった。

ところが1990年代にバブルが崩壊。日本モデルがうまく機能しないことがわかった。

次にモデルとなったのがシリコンバレーの企業だ。

1990年代後半、ITバブルが起き、株価は急上昇。「これこそモデルだ」といってこぞって事例を学んだが、その後、株価が暴落。ITバブルはあえなく終焉した。

2000年代に入るとアメリカで様々な金融不祥事が発覚。

アメリカ型資本主義はは正しいのか、市場原理主義、株主至上主義はは何かが間違っている、とハーバードのエリートも考えるようになった。

ところが、そう思いながら世界を見渡してみても、成功モデルが見つからない。

現在、世界で最も経済成長を遂げているのは中国だが、人権や社会体制に問題を抱える中国が、アメリカのモデルになるとは思えない。

そこで歴史を学ぼう、というわけである。

ビジネスの歴史を遡れば当然、日本が注目されることになる。(世界最古の企業は日本の金剛組)

日本の企業史は世界で最も長いのです。これほどビジネスの歴史を学ぶのに適した国はありません。

しかも日本の社会は、世界でも類を見ないほど平和で安定している。金融史を教えるデビッド・モス氏は言う。

「日本はとてつもなく力を秘めた国です。政治システムも安定しています。経済状態が悪くなっても、暴力的な事件や、暴動が起きるわけでもありません。日本がいかに平和で安定しているかというのは、経済問題を抱える他国と比較してみればよくわかります。日本は『平和で安定した国家をつくる』という偉業に成功した国なのです」

要するに、日本は高度に発達した文明社会であるがゆえに、世界の様々な問題を先取りしている。そこに日本から学ぶ意味がある。ということらしい。

2016年1月刊 『ハーバードでいちばん人気の国・日本』佐藤智恵著より

「奇跡の7分間」がハーバードの必修教材に採用。

https://www.youtube.com/watch?v=kt92-ZDm-HM


HP編集現場

パソコンは二台とも中古。

デスクトップの上に乗っているプリンターは、下が娘のお古で上がプリントできなくなったスキャナー。接続コードをいちいち繋ぎ直さなければならない。

画像処理やコース図の作製はノートパソコンでしかできない。

以前はパソコン一台とプリンター一台で用が済んだのに。

八重咲きインパチェンス・・・夏花のプランターが7月の高温でだいぶ乱れてしまったので、後継にと思って買ってきた残り物の花苗が見事に咲いてくれました。

通常なら300円はするところを100円で買った。半日陰の場所に合います。

信州縦断?野宿旅

能登半島一周

昨年の11月に九州へ行ってからはや半年

ゴールデンウイークも終わって、気候も暖かくなったというのに、一向に虫が騒ぎださない。

いつかはそうなるであろうとは思っていたが、歳をとったようでなんとはなしうらさびしい。

そこで、近場で虫の様子をみることにした。

そういえば、能登半島はむか~しところどころ行っただけで、一周はしていない。

明日からなんだか暑くなるというし、腰をあげることにした。

久しぶりの野宿旅で、準備にもたもたして11時ごろの出発となった。

距離約500キロ。最終日、千里浜で思わぬイベントに遭遇した。

大伴家持が越中国司として赴任したのは746年から751年のことだが、そのころ能登は越中国になっていた。家持は赴任して2年目に能登を一回りしたと言われているが、彼はどこを回ったんでしょうね。